これから妊活しようかな、あるいは妊娠に気づいた!
という方ならまず最初に「そうだ!葉酸摂らなきゃ」と思い浮かぶキーワードだと思いますが、実は葉酸にはニキビや肌荒れ対策にも効果があるってご存知でしたか?
今回は、ニキビに悩む思春期からお肌の曲がり角を迎える大人女子にもおススメな葉酸に隠された素敵な効能や葉酸をより効率的に取り込めるアイデアをご紹介します!
目次
葉酸の効能!ニキビや肌荒れを改善!?
葉酸とは、水溶性ビタミンの一種でホウレンソウの葉から発見された栄養素です。
赤血球や細胞を新生させるのに必要不可欠で、妊婦さんや授乳中のママに特に意識的に摂取することが勧められているのは、胎児の正常な発育に非常に大切な栄養だからです。
ニキビや肌荒れの改善に葉酸が期待されているのは、この葉酸に含まれるビタミンBがお肌に不足しがちな栄養素だからなんですね。
ニキビにはホルモンバランスの乱れやストレス、不衛生や不規則な生活習慣など様々な要因があるため、一概に一つの対策でキレイに治るということはありません。
ただ、一般的にお肌への栄養不足が大きな原因の一つになっていることは事実です。
そこで注目されているのが葉酸のビタミンBというわけです。
ビタミンはお肌の水分・油分のバランスを整え、血行をよくしてくれる効能があるため、ニキビができにくくなるお肌の基礎を作るのに効果的なのです。
つまり直接お薬のようにニキビを治してくれるのではなく、ニキビができないよう予防したり、お肌の状態を改善してくれる働きに期待できるというわけなんですね。
葉酸を多く含む食材とは
葉酸をうまく活用してニキビを改善させていくためには、基本的にニキビができにくいお肌の土台を継続的に作っていく必要があるということですね。
では葉酸を多く含んでいる食材とは何があるのでしょう?
最も多く葉酸を含むのは、葉という字からはちょっと意外ですが、レバーなのです!
鶏・豚・牛の順に多く含まれており、他の食材に比べて圧倒的に多いんですよ。
レバーは鉄分も多く含んでいるので、葉酸が欠乏すると起きやすい貧血にも効果が高い食材ですね。
うなぎやウニがおすすめです。
昔から滋養がつくと言われている食材に葉酸は多く含まれているのです。
これらに次いで、緑黄色野菜が並びます。
元はホウレンソウから発見された栄養ですが、枝豆やモロヘイヤ、パセリなどにも多く含まれています。
また発酵食品にも葉酸は含まれているんですよ。
例えば納豆や酒粕、京菜の塩漬けなどです。
実は、普段の食生活をバランスよくできていれば欠乏することは無いと言われています。
※妊娠中、授乳中の方は必要量が成人女性の約1日分プラスで必要なので除きます)
ただコンビニや外食、ファストフードなどが多い不規則な食生活では、葉酸を含む食材は意識的に摂らないと一日に必要量には届かず、欠乏してしまいます。
毎日バランス良く葉酸を含む食材を摂ることが難しくても、何に含まれているかがわかると一日のうち一食でもこれらの食材が使われているメニューを選ぶことができますね。
外食のメニューやコンビニのお弁当を選ぶ際にも意識してみましょう。
葉酸とビタミンCの組み合わせで肌荒れ解消を促進!?
葉酸の効能は、ビタミンC、それにビタミンB6、B12との相互作用で働くため、葉酸ばかりを毎日たくさん摂っても十分な効果は発揮できません。
大切なのはその他の栄養素とのバランスが大切なんですね。
ビタミンCは他の栄養素に比べても有名ですが、その効能はぷるぷるお肌の元となるコラーゲンの生成に役立っている他、紫外線によるシミやそばかすなどを作るメラニンの生成を防ぐ役割をしています。
ビタミンCが含まれる食材は、レモンなどの柑橘類のイメージが強いですね。
他にも、イチゴやアセロラなどのフルーツにも多く含まれているんですよ。
そして、葉酸が多く含まれている緑黄色野菜にもビタミンCを多く含む食材があるんです。
野菜で一番多いのはピーマンですが、葉酸も含むものでは、パセリにブロッコリー、モロヘイヤなどが挙げられます。
これらの食材を食事にうまく取り入れていきたいですね。
葉酸とビタミンCが豊富なおススメレシピ
では、上記に挙げた食材を活用してお肌に良いレシピをご紹介します。
朝食代わりに「イチゴとレモンのジンジャーシロップがけ」はいかがでしょう?
パックで買ってきたイチゴは半分ほど、レモンは輪切りにして、スライスした一かけの生姜と砂糖水をレンジで温めたものをイチゴとレモンにかけたら出来上がり!
イチゴはビタミンCを含む食材として紹介しましたが、葉酸もばっちり含まれているんです。
これなら簡単で、時間の無い朝でも気軽にお肌に良い食材を組み合わせて摂れそう。
イチゴの代わりにアセロラやライチ、マンゴーなど季節の果物に変えてみると無理なく続けられそうですね。
時間の無い昼食を選ぶなら「納豆巻きかからし高菜のおにぎり」にデザートは「カットフルーツ」。
納豆だけでなく、海苔にはレバーをはるかに超える量の葉酸が含まれています。
時間が無い仕事の合間、コンビニで選ぶ昼食なら納豆や発酵食品が具になっているおにぎりなどを選ぶようにしましょう。
そして不足するビタミンCは、カットフルーツ盛り合わせで。
夕食は意外と「居酒屋メニュー」でも!?
仕事が忙しい大人女子は、ゆっくり家で自炊が難しい日だってありますよね。
そんな日は、意外と居酒屋メニューの中でも上手に組み合わせればバランスの良いお肌改善メニューになりますよ!
前菜はもちろん枝豆、それにカマンベールチーズとトマトのカプレーゼ。
枝豆は前出の通り葉酸がダントツに多い食材です。
そしてカマンベールチーズは乳製品の中では葉酸が多く、バジルやトマトにもビタミンCが含まれます。
焼き鳥を選ぶならもちろんレバーを忘れずにね。
もちろん、鶏レバーが一番のおススメです。
そして〆にはアボカドとマグロの丼はいかがでしょう?
アボカドには葉酸とビタミンCが含まれていますし、マグロも魚の中では多い方です。
もし自炊する時間が取れる時には、保存のきくブロッコリーを茹でておくと使い勝手が良くていいですよね。
時間の無い夜でも、海苔をたくさん入れたお茶漬けを緑茶で入れてかきこむだけでも葉酸とビタミンCがしっかり摂れますよ。
こうして挙げてみると、少し意識さえすれば意外と簡単に、そして継続的に摂取できそうですね。
葉酸もビタミンCも、毎日排出されてしまうので毎日少しずつでも継続的に食べていくようにしましょう。